「クイーンは4人の若者が共に抱いた夢だった」...メイとテイラーが語る50年
Queen’s Golden Jubilee
ファン層は7歳から97歳
もし生きていたらマーキュリーは今年9月5日で75歳になったはずだ。「世の移り変わりはおかしなものだね」とテイラーは言う。「彼は生きていたときより今のほうがより伝説になっているようだ」。メイも言う。「彼が桁外れの才能の持ち主だったことへの理解が進んでいるのだと思う。生前はフレディを過小評価する人がたくさんいた」
90年代の残りの期間、メイとテイラーはそれぞれソロ活動を行い、その後クイーンを復活させた。05年にはボーカルにポール・ロジャースを、12年にはランバートを迎えてツアーを行った。
今後も活動のペースを落とす気配はない。ツアーに加えて過去のライブ録音の発売も視野に入っている。「求められる水準で演奏できていると思う限りは続けるつもりだ」とテイラーは言う。「高いレベルで演奏できないと思ったらそれが潮時だと思う」
「私の思うに、クイーンは(普通の)人々のバンドだ」とメイは言う。「普通の人たちの希望や夢や失望や痛みを語っていると思う。年齢や肌の色や生まれを問わず、さまざまな人とつながりを持ててすごく幸運だ。特に年齢。クイーンのファン層はだいたい7歳から97歳の間らしい。だからすごく僕らは幸運だ」