「7つの習慣」の中で「健康なまま年を取る」に役立つのはこれ
コヴィー博士は第Ⅱ領域「緊急でないが重要なこと」の重要性を、こう説明しています。
「第Ⅱ領域は、効果的なパーソナル・マネジメントの鍵を握る領域である。この領域に入るのは、緊急ではないが重要な活動である。人間関係を育てる、自分のミッション・ステートメントを書く、長期的な計画を立てる、身体を鍛える、予防メンテナンスを怠らない、準備する。こうした活動はやらなければいけないとはわかっていても、緊急ではないから、ついつい後回しにしてしまうことばかりだ。効果的な生き方のできる人は、これらの活動に時間をかけているのである」
つまり、自分自身の人生を充実させ、成功させるには、第Ⅱ領域「緊急でないが重要なこと」にリソースをさきつづけなければならないのです。
「第Ⅱ領域に使える時間をつくるには、第Ⅲ領域と第Ⅳ領域の時間を削るしかない」ともコヴィー博士はいいます。まずは第Ⅲ・Ⅳ領域を削って、第Ⅱ領域「緊急でないが重要なこと」に集中できる時間をつくる。それにともない、「第Ⅰ領域は徐々に小さくなっていく」ともいっています。
健康マネジメントは、まさに「緊急でないが重要なこと」であり、かつ誰にでもあてはまるものだというのが私の考えです。いままさに体に不調を感じているわけではないけれども、将来のことを考えるなら、いまから行動し、それを継続しなければならないのです。
※第1回:「人生100年なのに医療は人生70年設定のまま」が引き起こす問題
※第3回:健康マネジメントは「部下の育成」「子育て」「愛車メンテナンス」と同じ
『健康をマネジメントする――
人生100年時代、あなたの身体は「資産」である』
横山啓太郎 著
CCCメディアハウス

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