最新記事

基礎知識

3分でわかるスター・ウォーズ過去6作の物語

初心者でも大丈夫、新作『エピソード7/フォースの覚醒』を観に行く前に押さえておきたい基礎知識

2015年12月8日(火)11時38分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

 12月18日、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がいよいよ封切られる。今年1月1日に邦題が発表され、9月4日に全世界で関連商品の発売が開始。このSF映画の金字塔の新作公開を待ち望んでいたファンは多いことだろう。

 だが、本作は7作目の『スター・ウォーズ』であり、シリーズの最初の作品がアメリカで公開されたのは1977年と、約40年も前だ。関心があっても、過去6作を全部は観ていないから、あるいは覚えていないからと、映画館に足を運ぶのを躊躇する人もいるかもしれない。

 その心配は要らない。『スター・ウォーズ』は3つの3部作で構成されており、この『エピソード7』は最後の3部作の最初の物語。つまり、これまでの作品について知らなくても、まったくついていけないということはない。

 とはいっても、ちょっとした予習・復習をしておくだけで、新作を何倍も楽しめるのも確か。そこでニューズウィーク日本版では、『スター・ウォーズ』シリーズのエッセンスから、キャラクターや名場面、マーケティング戦略まで、その魅力を1冊に凝縮したSPECIAL EDITIONムックを制作。「STAR WARS 『フォースの覚醒』を導いたスター・ウォーズの伝説」(以下、本誌)として12月9日に発売する。ここでは本誌を元に、基礎知識と過去6作のあらすじを簡単に紹介しよう。

『エピソード4』が最初の作品

 1977年に公開された最初の『スター・ウォーズ』が、大ヒットし、後に『エピソード4/新たなる希望』と副題を付けられることになった。80年に『エピソード5/帝国の逆襲』、83年に『エピソード6/ジェダイの帰還』が公開。主人公のルーク・スカイウォーカーが悪役のダース・ベイダーと戦うこの3作が、オリジナルの3部作である。

 97年にオリジナル3部作を再編集した「特別篇」シリーズが上映され、その後、この前日譚となる新たな3部作、『エピソード1/ファントム・メナス』(99年)、『エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)、『エピソード3/シスの復讐』(2005年)が順に公開されていった。新3部作の主人公は、アナキン・スカイウォーカー。ルークの父である彼が、成長し、やがて悪の道へと堕ちていく物語だ。

 新作『エピソード7/フォースの覚醒』は、『エピソード6』の約30年後が舞台とされている。今後4年をかけ、最後の3部作として展開されていく予定だ。「多くは謎のままだが、主役は新キャラクターのレイ(デイジー・リドリー)とフィン(ジョン・ボイエガ)らしい。ファンの間では、レイはスカイウォーカーの娘か血縁者という説が有力視されている」(本誌「最新作の5つの見どころを大胆予測」より)。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米2月総合PMI、1年5カ月ぶり低水準 トランプ政

ワールド

ロシア、ウクライナ復興に凍結資産活用で合意も 和平

ビジネス

AIが投資家の反応加速、政策伝達への影響不明=ジェ

ワールド

不法移民3.8万人強制送還、トランプ氏就任から1カ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中