テスラが陥った深刻な販売不振...積極プロモも空振り...地獄から這い出せるか?
Tesla Sales Worst in Years as Americans Turn on Elon Musk

テスラ販売不振で崖っぷち...マスクは絶望的局面を打ち破れるか? Saketh-Unsplash
<販売台数が減少、プロモーション攻勢も実らず...かつてのEV覇者テスラが、逆風にさらされている。原因はCEOマスク氏の「政治色」にあるのか>
テスラの2025年第1四半期の販売台数が13%減少し、ここ3年ほどで最も悪い業績となった。背景には、イーロン・マスク氏がトランプ政権で果たしている役割に対する反発の拡大があるとみられている。
同社は1〜3月期に世界で33万6681台の車両を納車したと発表した。前年同期の38万7000台から減少しており、値下げ、無金利ローン、各種プロモーションなどの積極的な販売施策にもかかわらず、数字は落ち込んだ。
今回の数字は、2025年に入ってから顕在化しているテスラブランドに対する消費者の反発が、長期化していることを示す最初の明確な兆候となる。CEOのマスク氏は政治活動を急激に強めており、トランプ政権下で中心的な人物となっている。カナダ政策への賛同や、連邦予算の削減を主導する「政府効率化省(Department of Government Efficiency)」のトップ就任などが西側諸国での抗議運動を招いている。
テスラが発表した2025年第1四半期の業績報告によれば、販売台数は前年から13%減少した。この時期はちょうど、マスク氏がトランプ大統領の政権入りと同時に「政府効率化省(DOGE)」の長官に就任したタイミングと重なる。
2024年にはマスク氏が「販売台数を20%以上増加させる」と楽観的な予測を語っていたが、今回のデータはその見通しを大きく裏切る結果となった。世界的には電気自動車の需要は高まっているものの、テスラだけがこのトレンドに逆行しており、その原因はアメリカ国内にとどまらない反発の広がりにある。
欧州でも販売が落ち込んでおり、マスク氏がドイツやイギリスの選挙に干渉するなど、政治的な動きを見せていることが影響している。