2つのシンプルな行動で「指示通りに動く部下」が育つ!...1つ目は「名前呼び」、もう1つは?
とはいえ、「いきなり意識を変えるのは難しい」と思った方も多いことでしょう。
実は、意識を変えなくてもすぐにできることがあります。
それは、相手との打ち合わせや話などをする際に、座る位置を変えることです。
会社の部下との1対1のミーティング、後輩と2人での食事、子どもに何かを注意する......、こんなとき「対面」に座る人が多いのではないでしょうか。
それを、できれば「横」、難しければ「90度の角度」に変更するのです。
たったこれだけで、おたがいに「この人は私より立場が上だ」「この人は私より下の立場にいる」という潜在的な思い込みがやわらぎ、これまでより親密な人間関係を構築しやすくなります。その結果、相手に「この人の言うことなら聞いてもいいかな」「この人が言うのだからやってみよう」という意識が芽生え、頼み事をしたときなどに動いてもらいやすくなるのです。
私の知人に、ある企業のトップセールスの方がいるのですが、彼は「お客様との大事な商談は、必ずカウンターで横並びになれる寿司屋かバーでやっている」と言います。これは、座る位置を「横」にすることで、意識しなくても相手との「横の関係」を維持しやすいからだそうです。
また、私が以前勤めていた会社に、とても話しやすく信頼できる上司がいました。その上司は自席の横に椅子を置いて、部下が相談にくるとそこに座らせていました。
今考えると、その上司は、相談に来た部下が自分と真正面で対峙しないよう工夫していたのだと思います。
「信頼関係を築く」と聞くと、ハードルが高いように思えますが、実はそれほど大変なことではありません。日常のやりとりをちょっと変えるだけでも相手との関係を深めることができます。
どちらの方法も、すぐに実践できることですので、ぜひ取り入れてみてください。
大平信孝
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。目標実現の専門家。メンタルコーチ。中央大学卒業。長野県出身。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。13冊の著作の累計発行部数は58万部を超え、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムなど海外でも広く翻訳されている。
『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』
大平信孝[著]
かんき出版[刊]
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら