最新記事
仕事術

「飲みに誘うのはNG」は本当?「ある日突然」退職するZ世代...管理職に不足しているものを知ろう

2025年2月13日(木)11時26分
flier編集部
Z世代へのマネジメント術

mapo_japan/Shutterstock

<なぜ、Z世代の社員マネジメントは難しくなったのか? Z世代が「競争よりも協調」を好む理由を理解し、若手社員の早期離職を防ぐために必要な考えとは>

「モチベーションが上がる仕事を望む」「配属ガチャに外れたので転職を考え中」。こんな状況の若手社員にどう対応すべきか? そんな悩みを抱えるマネジメント層におすすめなのが『Z世代の社員マネジメント』(日本経済新聞出版)です。

Z世代の早期離職を防ぎ、定着してもらうために、マネジメント層や人事は何を実践するとよいのか。本書の著者でリンクアンドモチベーションのフェローを務める小栗隆志さんにお聞きしました。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)


「Z世代は飲み会に誘ってはいけない」は本当か?

──小栗さんが本書を執筆された動機は何ですか。

2つあって、1つめは、巷の「Z世代論」に疑問を抱いたことです。リンクアンドモチベーションに入社した2002年以降、若者のマネジメントは顧客企業にとって大きな課題であり続けていました。最近はZ世代(1990年代後半から2000年代に生まれた世代)という言葉が浸透しましたが、ニュースで語られる「Z世代はこう」という論調に、はたして本当だろうかと思い始めました。たとえば「Z世代は飲み会に誘ってはいけない」「意見を聞いてあげないといけない」といったことです。

こうした「~してはいけない」というのは「Z世代に限ったこと」ではないと思います。強引に飲み会に誘うのも、社員の話を聞かないのも、昔からよくないこととされてきました。どこか本質ではない、ステレオタイプ的な世代論に振り回されているように思えたのです。

Z世代の社員マネジメント
 著者:小栗隆志
 出版社:日本経済新聞出版
 要約を読む

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゲイツ氏、米政権に対外医療支援継続を要請 「財団は

ワールド

ガザ敵対再燃「ハマスに責任」、米国連大使代行がイス

ビジネス

米財務長官、「貿易の壁」回避の交渉機会を示唆 相互

ワールド

米ロ首脳の電話会談始まる、ウクライナ紛争の一時停戦
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料高騰問題」の深層
  • 4
    「トランプ錯乱症候群」(TDS)って何? 精神疾患に…
  • 5
    【クイズ】世界で2番目に「二酸化炭素(CO₂)排出量…
  • 6
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 7
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    鈍器で殺され、バラバラに解体され、一部を食べられ…
  • 10
    51年ぶりに上陸...サイクロン「アルフレッド」がオー…
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 5
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 6
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 7
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中