最新記事
聞く

銀座のママが断言!場の空気を一瞬で悪くする「絶対NGの3K話」とは?

2025年2月4日(火)17時08分
伊藤 由美(銀座「クラブ由美」オーナー)*PRESIDENT Onlineからの転載

3K話が好きな人は自分に対する悪口に敏感

私も『クラブ由美』の女の子たちには「店で、小声でヒソヒソと話すのは絶対にやめて」と言っています。

女の子同士がそんな話をしている光景を見ると、「何かウワサされているみたいでいい気分がしない」と感じるお客さまも少なくありません。

3K話というのは、話の内容云々ではなく、陰でコソコソという行為そのものが周囲に不快感や不信感という負のオーラをまき散らすのです。

そしておもしろいのは、そうした3K話に目がない人ほど、ほかの誰かのコソコソ話を見ると「自分の悪口を言っているに違いない」と邪推しがちだということです。


自分が3K話で悪口や陰口を言ってきたからこそ、他者の3K話もそうに違いないと考える。自分がこれまでに醸し出してきた不快感や不安感が、同じことをされて自分に返ってくる。今で言う「ブーメラン」という状況です。

「あなただって同じことをしているでしょ」という意味では自業自得でしょう。

その点、仕事がデキる人、「自分」をしっかり持っている人、自分に自信があって前向きな気持ちを持っている人は、ネガティブ感情の共有で成立するような負のオーラむき出しの仲間意識とは無縁です。

そもそも群れて他人を誹謗するような真似はしません。また、自分が口に出したネガティブな言葉は、自分の耳から自分の脳にもインプットされ、結局は自分自身をスポイルする。つまりコソコソ話は「天に唾する」のと同じであることも知っています。

周囲に疑念や不快感を抱かせるような行為はしない。

自分がされればイヤな気分になることは、ほかの人にもしない。それは会話のルール以前に社会生活を送る上での最低限の礼儀であり、人としての品性の問題なのです。

「幸せ報告」を素直に喜べない人たち

「結婚しました!」「ママになりました!」「○○を買いました!」「憧れの○○に旅行に来ています!」。SNSなどで目にする芸能人や知人友人の「幸せ報告」を目にすると、心のどこかで「チッ」と舌打ちしている自分がいる──。

大仕事を決めて高い評価を受けた同僚や、出世して偉くなった学生時代の友人、ダイエットに成功してキレイになったママ友──。

「すごいな」「おめでとう」と祝福してあげるべきなのに、心の片隅に「へぇ~」というひねくれた感情が湧き出てくる──。

そして、「いちいちSNSで幸せアピールなんかするなよ」「たまたま運がよかっただけでしょ。次はそうはいかないよ」「別に大したことない。その気になれば誰だってできるでしょ」こんな感情を抱いてしまい、「他人の成功を喜べない」自分の心の狭さが嫌になった。

その上、関係がギクシャクして今までのようなつき合いができなくなってしまった──。

似たような経験がある人は、決して少なくないと思います。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ノルウェー、連立離脱で内閣改造 財務相に人気の前N

ビジネス

配車アプリのグラブとGoTo、合併交渉=関係筋

ワールド

中国、米に最大15%の報復関税 グーグル独禁調査や

ワールド

中国、タングステンなど金属5品目に輸出規制 米関税
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 5
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 6
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 9
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 10
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中