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「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?

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2024年11月14日(木)11時30分
写真:殿村誠士 文:酒井理恵

左から大萱氏、今井氏、佐藤氏

左から大萱氏、今井氏、佐藤氏

中期経営計画に合わせ、重点的に取り組むべき5つのマテリアリティを「環境」「DE&I・人権」「貧困・格差」「少子高齢化」「日本の再成長」に改定した。今回対談のテーマとなった「貧困・格差」におけるSMBCグループの取り組みは、金融包摂、フィランソロピー、社会貢献など多岐に渡る。その中でも、大萱氏が携わる社会貢献活動は、給与天引による積立募金「グループライジング基金」の運営、業務時間の一部を活用できるプロボノなどが行われている。

「SMBCグループライジング基金」は、一般公募したNPOのプロジェクトの中から有識者の審査と役職員の投票を経てグループ各社の社員約7000人から集めた募金の支援先団体を決定するプログラム。「時間はないがお金はある」「ライトに社会貢献に取り組みたい」という社員にとって、アプローチしやすいプログラムになっている。一方、プロボノはNPOに派遣された社員が3~6カ月程度社会貢献活動に従事する。国内の金融機関では珍しく、業務時間が活用できる点が特徴だ。

このほか、金融経済教育活動、体験型商業施設「キッザニア」での職業体験、那須千本松牧場での自然体験などを通じ、貧困・格差の解消に向けた教育・体験機会の拡大を支援している。今後の展望について、大萱氏は「こどもたちの学びや体験を支援する場所として、まずは東京都内にこどもの居場所拠点を新しく開設する」と語る。1階は図書開放や上映会などを行うイベントスペース、2階にはこども食堂の開催や食イベントも開催できるスペースを設けた「アトリエ・バンライ-ITABASHI-」をオープンする計画だという。

従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」で、社会と経済、人々が持続的に豊かになれる「幸せな成長」を目指すSMBCグループ。同社は今後も、オフラインイベントやウェビナーなどを通じて「社会課題について考える機会」を定期的に提供していく予定だ。


●問い合わせ先

SMBCグループ
https://www.smfg.co.jp/

Olive LOUNGE渋谷店
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/olivelounge/shibuya/

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