最新記事
EV

EUの中国製EV追加関税案に、独フォルクスワーゲンCEOが反対。その理由は?

2024年10月7日(月)10時53分
独フォルクスワーゲンCEO

10月6日、独フォルクスワーゲンのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO・写真)は、欧州連合(EU)が導入を決めた中国製電気自動車(EV)への追加関税案について、欧州への投資を考慮するよう修正を検討すべきとの見解を示した。写真は4月、北京で撮影(2024年 ロイター/Josh Arslan)

独フォルクスワーゲンのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、欧州連合(EU)が導入を決めた中国製電気自動車(EV)への追加関税案について、欧州への投資を考慮するよう修正を検討すべきとの見解を示した。

ドイツ紙ビルト日曜版とのインタビューで「懲罰的な関税ではなく、投資に対する相互の信用をもたらすようにする必要がある。投資し、雇用を創出し、現地企業と協力した場合は関税面で恩恵を受けるべきだ」と述べた。

EUの欧州委員会は、域内最大の経済国であるドイツと同国の自動車メーカーが反対する中、中国製EVへの追加関税導入を決定。過去10年で最大の対中貿易紛争に発展している。

ブルーメ氏は、中国による報復関税で欧州の自動車メーカーが打撃を受けるリスクがあると指摘した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプ関税大戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月15日号(4月8日発売)は「トランプ関税大戦争」特集。同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

メキシコ大統領、米への報復関税見送りの意向 「排除

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、米ハイテク株安が一服 自

ワールド

ウクライナ、米に代表団派遣へ 鉱物協定巡る米の新提

ビジネス

株価さらに20%下落も、既に米景気後退の見方=ブラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中