役に立つのは「1年前のカレンダー」...会社と世の中をつなぐ広報の立場から見た、PRの基本とテクニック
井手:アンテナを張り過ぎていると、いつの間にか一般からズレていることもありますからね。
ネットニュースを出そうにも一般の人に届かないと意味がないので、そこのバランス感覚も大事になってきますね。
小野:テレビ局にネタを持っていったときに「テレビではまだ早すぎます」と言われることは広報担当のあるあるだと思いますが、特にマスメディアを狙いたいのであれば、情報感度が必ずしも高くない方でも興味を持てるものでないと厳しいと思います。
井手:社内ではなく社外、そして社会。社会までいけば可能性は広がりますよね。
会社で広報をやっているとどうしても社内の情報に閉じてしまったり、声の大きい人の企画が優先されてしまったりということもありがちですが、社外に出たときに「いま熱いものは何なのか」をニュートラルに捉える力は大事ですね。
ニュートラルな立場で魅力を伝える
井手:小野さんの広報に対するこだわりは何でしょうか。
小野:とにかく私は「染まりきらない」ということを大事にしています。
広報というのはサービスや企業のことを世の中に伝えて、世の中の人と情報を介してコミュニケーションを取りながら関係性を作っていく仕事です。
伝えたいという気持ちが大きすぎて、押し売りのように宣伝が過度になってしまうと、世の中とのコミュニケーションが成立しなくなってしまうんです。
そこで、私はニュートラルな立場でサービスや企業の魅力を俯瞰してお伝えするように気を付けています。
井手:「第三の目」ということですね。サービスの良さだけではなく、弱点についてもしっかり把握しておくことは大事ですね。
メディア側にもWINがないと紹介してもらえないので、ただ押し売りするだけでなく、メディア側の立場にも立って考えないと厳しいですよね。
アイデアのタネは「世の中」にある
井手:ちなみに、露出のネタに困ったときは、どういうところからヒントを見つけていますか?
小野:私はカレンダーを作ることを大事にしています。
夏であれば、去年の夏休みに話題になっていたものをネットニュースから拾ってきます。
去年のこの時期に何が流行っていたか、何が取り上げられていたかをメモしていくだけでも、だいたい1年を通してどういうものが話題になるかが分かってきます。
井手:「夏休み」「年末」「お正月」「受験」「卒業」「入学」のような有名どころの下の階層まで押さえていくとさらにネタは広がっていきますね。
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