嫌われる人の「会話」には、明らかな共通点があった...いい人間関係を作るため絶対に避けるべきこととは?
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写真はイメージです Travelpixs/Shutterstock
<「未来視点」で作る望ましい人間関係について、人気の書籍『否定しない習慣』著者である林健太郎氏にインタビュー>
否定しない習慣──。このタイトルにドキッとした方は多いのではないでしょうか。楽しく会話しているときに「ちがくて」と話を折ってしまったり、相手がしてきた提案に対して「もっとこうしたらいいんじゃない?」と言葉をかぶせてしまったり。私たちは様々なシーンで「否定」を日々したりされたりしています。そんな中、2022年12月に発売された『否定しない習慣』(フォレスト出版)は、数あるコミュニケーション本のなかでも「否定しない」に着目した話題の書籍。ビジネス書の枠を越え、老若男女はばひろく手に取られている一冊です。「否定」はコミュニケーションにどんな影響を及ぼし、相手を否定しないためにはどうしたらいいのでしょうか。エグゼクティブ・コーチとして活躍する著者の林健太郎さんにお話を伺いました。(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。)
誰もが否定したりされたりしている
──今回、本のテーマに「否定しない」を選ばれた理由をお聞かせください。
企画の打ち合わせをしている中で、「否定しないっていうコンセプトはどうだろう」という話が出てきました。私はコーチングを仕事にしているのですが、コーチングというとちょっと硬いイメージがありますよね。「否定しない」はコーチングのコンセプトにも合うし、多くの人に興味を持ってもらえるテーマではないかと思いました。
あとは、ターゲティングしやすいというのもありましたね。否定されたことない人はいないだろうし、否定したことがない人も一人もいないと思います。そういう意味では、全員が被害者であり加害者なんですよ。
『否定しない習慣』
著者:林健太郎
出版社:フォレスト出版
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──林さんは2010年にプロコーチとして独立されていますが、コーチングに目覚めたきっかけは何でしょうか。
私は海外生活の経験があって、それを言い訳にして生きているような人間だったんです。ことあるごとに海外と比較して「日本おかしいよね」とか「日本の政治は間違っている」とか。でも、偶然オーストラリア人のプロコーチにコーチングを受ける機会があったのですが、そのときに、「自分の解釈の仕方が間違っているのではないか」とハッとした瞬間があったんです。
それまでは自分は環境の被害者だと思ってきたんですけど、「周りで起きていることをどう解釈するか」で人生のクオリティは変わるかもしれないことに気がついたんです。そこからですよね。自分で何を変えられるのかを考えるようになりました。