最新記事
軍事

ロシア銃器メーカーのカラシニコフ、自爆型ドローンの生産増強へ

2023年5月29日(月)16時25分
ロイター
ロシアの銃器メーカー、カラシニコフのドローン

ロシアの銃器メーカー、カラシニコフは、ウクライナ侵攻で使われる「カミカゼ・ドローン」と呼ぶ自爆型無人機を製造するために新たな部門を立ち上げると発表した。写真はカラシニコフのドローン。Kanal13 / YouTube

ロシアの銃器メーカー、カラシニコフは26日、ウクライナ侵攻で使われる「カミカゼ・ドローン」と呼ぶ自爆型無人機を製造するために新たな部門を立ち上げると発表した。

ウクライナ軍がロシア軍との戦闘初期に欧米、イスラエル、トルコ製の攻撃効率の高い無人航空機(UAV)を使用したことを受け、ロシアはイラン製無人機シャヘドを使い始めており、国内生産の増強も目指している。

カラシニコフはUAVの新規生産を開始すると発表。新たな部門の主要任務は自爆型ドローンの製造で、遠く離れた敵陣地の単体および集団の標的を高精度で破壊するように設計されているとした。

同社のアラン・ルシニコフ社長は2024年には同社の従来の強みである自爆型と偵察用のドローンの数を数倍に増やすことができると語った。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

自動車
DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ──歴史と絶景が織りなす5日間
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

メキシコ大統領、米への報復関税見送りの意向 「排除

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、米ハイテク株安が一服 自

ワールド

ウクライナ、米に代表団派遣へ 鉱物協定巡る米の新提

ビジネス

株価さらに20%下落も、既に米景気後退の見方=ブラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中