その本はアルゴリズムに「読まされて」いる──「権威主義的な読書リスト」が役立つ理由とは

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<読書で必要なのは「網羅性」であるにもかかわらず、購入履歴や検索履歴によって偏っている。読書がタコツボ化しないための方法について>
「本は百冊あればいい」と新刊『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』(CCCメディアハウス)で述べるのは、朝日新聞の編集委員で稀代の読書家でもある、近藤康太郎氏。読書を日常に組み込み、本物の教養を培うコツについて、近藤氏に聞く。
──現代人は多忙で読書する時間を取るのが難しいですが、どうすると良いでしょうか。
私自身、まったく本を読めなかった1年がありました。最初の本を書いていた頃で、新聞でも上司が私に大きな記事を平行して何本も書かせたからです。いま振り返ると、大量に書くのは大事な経験でしたが、同時に、このままではライターとして枯渇すると肌で分かりました。
そこで食事をしながら15分、風呂で15分、寝起きの15分というようにゲーム感覚で本を読む時間を無理矢理つくり出す工夫をするようになりました。最初は目標1時間でしたが、慣れてくると15分×8回というように、1日に2時間くらいは読書をする時間が見つけられるようになりました。
ですから、どんなに忙しくとも、その気になれば1日2時間くらいは本を読むことができるようになります。その頃からの習慣で、いまも私は15分ずつ本を読んでいます。タイマーを15分でセットし、鳴るまで読む。そうすることで散漫にならずに集中できます。
──しかし、そもそも何から読めばよいか分からないと悩んでいる人は実は多いものです。何かアドバイスはありますか?
「リスト読み」をすることです。読書家として信頼のおける知識人が編んだ選書リストが、多数出版されています。何も考えず、それに倣って本を読んでいけばいい。
しかし、どの選書リストに従うかは、きわめて重要です。リストはできるだけ古典的なものがよいでしょう。誰もがタイトルや著者名を知っているスタンダードな名著が並ぶ、権威主義的なリストです。
私が実際に活用してきたリストについては、『百冊で耕す』に書きました。巻末には私が選んだ「百冊選書」も紹介しています。海外文学、日本文学、社会科学/自然科学、詩歌の4ジャンルで選んだので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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