日本が韓国をパクった!? 日清のUFO新商品が韓国の激辛麺「ブルダック」に激似と韓国ネット民大騒ぎ
韓国・三養食品の「ブルダックポックンミョン」(左)と日清食品の「日清焼そばU.F.O.ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」(右)。これはどう見てもパクリ!? 매일경제TV / YouTube
<パクられ続けた日本の企業が、リベンジに立ち上がった!?>
半導体、サムスンのスマホ、K-POPなど、世界市場を席巻する韓国製品はいくつもあるが、食の世界でもメイド・イン・コリアが人気なものがある。キムチ? いや、意外なことに即席麺なのだ。
韓国農水産食品流通公社が発表した2023年1月から3月期の即席麺の輸出額は2億800万ドル(約275億円)で、輸出額が第1四半期に2億ドルを超えたのは初めてという。また韓国関税庁が3月30日に公表した「2022年即席麺類輸出動向」によると昨年1年間の即席麺の輸出額は8億6200ドルだった。2億ドルを突破した2011年から10年余りで4倍となった。
その好調な韓国即席麺業界で日清食品の新商品「日清焼そばU.F.O.ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」が、三養食品の即席麺「ブルダック炒め麺」に似ていると話題になっている。
三養食品は、韓国即席麺市場で農心に次ぐ売上を維持してきた。2位の座をオットギに奪われそうになった2012年、激辛の「ブルダック炒め麺」を発売。世界的な人気を博し、2019年、日本に同社初の海外法人を設立した。
三養ジャパンは主力商品の「三養ラーメン」や4種類の「ブルダック炒め麺」を販売するが、日清食品のポックンミョンは三養の「カルボナーラブルダック炒め麺」と同じピンク色のパッケージで、韓国語でポックンミョンと表記されている。ポックンミョンは韓国語でやきそばを意味する語だ。これについて韓国のネット上では「日清が三養の製品を盗作した」という指摘が相次ぎ、韓国紙・中央日報は「日本ラーメンの元祖が三養のポックンミョンをパクった」と指摘した。
パクられ続けた日本がリベンジ?
一方ではこの問題について「韓国に模倣され続けてきた日本が韓国を模倣した」という声もある。事実、韓国の食品会社が日本製品を模倣した例は数多い。
農心のスナック菓子「セウカン」はカルビーの「かっぱえびせん」の模倣と指摘されている。「セウカン」は農心を創業した辛春浩社長(当時)が、研究開発から製造、販売まで指揮し1年がかりの研究を経て1971年に発売した。ちなみに辛春浩氏はロッテを創業した重光武雄氏(韓国名・辛格浩)の実弟で、64年に販売を開始した「かっぱえびせん」を認知していたと考えられる。
韓国ロッテの「ペペロ」も江崎グリコの「ポッキー」の模倣品と指摘されている。グリコがポッキーの販売を開始したのは1966年で、ペペロは1983年の発売だ。
オリオン製菓のチョコソンイは明治の「きのこの山」、ヘテ製菓の「カロリーバランス」は大塚製薬の「カロリーメイト」、南陽乳業の「17茶」はアサヒ飲料の「16茶」を模倣したと指摘されている。