最新記事
BOOKS

もしもワニに襲われたらどうすればいい? 究極のサバイバルを学ぶ超・実用書

2023年4月6日(木)18時02分
flier編集部
口を開けるワニ

Alex Pankratov-iStock

<いま各出版社が読者に最もイチオシする本を紹介。ヤバイ事態からの脱出法から、「地頭力」の鍛え方、17歳までに知りたいお金の知識...ほか>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です(#89および#90から)。

◇ ◇ ◇


ヤバイ事態から脱出する超・実用書

230404fl_bpc02.jpg

もしもワニに襲われたら
 著者:ジョシュア・ペイビン、デビット・ボーゲニクト
 翻訳:梅澤乃奈
 出版社:文響社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

もしも砂漠で遭難してしまったら/もしもパラシュートが落下中に開かなくなったら/もしも牛がこちらに突進してきたら/もしもハイジャックに遭ってしまったら/もしも銃撃戦に巻き込まれたら/もしも生きたまま埋葬されてしまったら/もしも建物から飛び降りなくてはならなくなったら/もしも雪崩に飲み込まれたら/もしも自動運転の車が制御不能になったら/もしも軍事用ドローンの襲撃に遭ったら/もしもネットいじめに遭ってしまったら......。

何が起きるか分からないこの世の中、激レアだけど遭遇したらかなりヤバイ事態からの脱出法をまとめた超・実用書です! 危機管理のスペシャリスト達の監修のもと、きわめて真面目に作っているのだけど、なぜかちょっと笑えてしまう(絶対イラストのせいですが!)。

備えあれば憂いなし。全米ミリオンセラーを記録した本書ですが、願わくば、このような不測中の不測の事態が読者のみなさまに起こりませんように......。

文響社 編集部 畑北斗

量子論の考え方がシンプルにわかる

230404fl_bpc03.jpg

限られた時間を超える方法
 著者:リサ・ブローデリック
 翻訳:尼丁千津子
 出版社:かんき出版
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

時間がゴムひものように「伸縮自在」なことは、はるか昔アインシュタインによって証明されている。それなのに私たちは、基礎科学の知識によって、「時間は常に前に進みつづけるもの」だと思い込んでいる。

だが、時間の捉え方はほかにもある。それは、時間を科学的に説明する根拠「因果性の物理法則」に逆らうもので、専門的には「量子論」と呼ばれている。量子論の原理に則れば、時間の概念を別の見方で捉えられ、時間による制約をずっと少なく感じられる。

脳科学者の茂木健一郎氏が「まさに、時間の捉え方に対するコペルニクス的転回! 時間と空間を超える量子論の考え方がシンプルにわかる」と述べているように、本書を読むことで時間は実体のあるものだという思い込みを捨て去れば、いつ何どきでも「過去や未来」に触れられる。そのカギを握るのは、特定の脳波でフロー状態になること。本書ではそれを「超越した感覚」と呼んでいる。

かんき出版 翻訳編集部 朝海 寛

試写会
米アカデミー賞候補作『教皇選挙』一般試写会 30組60名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 10
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中