転職すべき「隠れた優良企業」を見つけるコツは? 実は国が公開していた
「えるぼし認定企業」はフェアな職場を目指している
えるぼし認定企業・プラチナえるぼし認定企業は、言い換えれば、性別や属性が不利にならないフェアな職場を目指している企業なのです。
なお、えるぼし認定には五つの評価項目とレベルがあり、どのレベルであっても、実績を「女性の活躍推進企業データベース」に毎年公表しなければなりません。「一度認定されたら終わり」ではないので、信ぴょう性があります。
えるぼし認定を受けている企業を探すには、厚労省が公開している「女性活躍推進法への取組状況」ページのエクセルデータをご覧ください(令和4年11月末日現在)。このデータによると、えるぼし認定企業は1990社、プラチナえるぼし認定企業が社あります。
従業員数の多い大企業のイメージがあるかもしれませんが、従業員数300名以下のえるぼし認定企業は842社です。従業員数300名以下のプラチナえるぼし認定企業は15社あります。どちらも約40%です。さらに細かく検索条件を設定したい場合は、しょくばらぼの検索サイトをご覧ください。
十分とは言えないまでも、社会全体として女性の働きやすさを重視している企業は確かに増えていると言えるでしょう。
あなたが不当な我慢を強いられてもいい理由は一つもありません。思いっきり仕事と生活に打ち込める職場が、あなたを待っています。
佐野創太(さの・そうた)
企業顧問、「退職学」の研究家
1988年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、2012年パソナグループに入社し、転職エージェントとして従事する。法人向けの研修会社に転職するも1カ月で早期退職し、無職となる。パソナグループに出戻り後、新規事業の責任者として求人サイトを立ち上げる。介護離職を機に2017年に独立。新規事業のマーケティング、コンテンツ、成長企業の人材育成の顧問として活動しつつ、退職学の研究家として20代から50代まで1200人以上のキャリアアップを実現させる。著書に『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版)、『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)がある。