行先の分からないバス、顔無し族の村...認知症の人が見ている世界とは【各出版社イチオシの本6冊】
失敗する自分を面白がれるか
『20代をどう生きるか (楽しむための61の方法)』
著者:中谷彰宏
イラスト:田中寛崇
出版社:リベラル社
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本書は、コロナ禍で多様な年齢層との交流が少なくなっている今だからこそ、若年層を勇気付ける自己啓発書を世に出したいという想いでスタートした企画で、先に出版した『30代をどう生きるか』中谷彰宏著(文庫本)との連作になります。装丁はカルピスウォーターのパッケージで人気の田中寛崇さんが手掛け、日常を切り取ったエモーショナルな絵が話題を呼んでいます。
この本では、「20代は自分自身を知る時代」として、「失敗」について書かれている項目がたくさんあります。
・迷走は、武器になる。
・魅力は、成功ではなく、失敗にある。
・失敗で気づき、困難で鍛え、不都合で工夫できる。
・やる気をなくさなければ、勝ち。etc.
「社会に不適応で失敗する自分を面白がれるか」が幸福感を高めるカギだと中谷彰宏先生は言います。20代を応援したいと執筆頂いた本ですが、40代の私が読んでも励まされる言葉がたくさんあります。失敗しても再チャレンジこそが、ワクワクを生み出してくれる。その「姿勢」と20代の「冒険心」を忘れないで、今日も挑戦し続ける30代、40代、50代の人にもおすすめです。
60分で読めて、失敗を笑い飛ばす元気をくれる一冊です。
(編集 伊藤光恵)
誰もが「働かないおじさん」になり得る
『「働かないおじさん問題」のトリセツ』
著者:難波猛
出版社:アスコム
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「働かないおじさん」と聞いて、何を思い浮かべますか。
自分の身近にいる中高年社員ですか?
それとも「ひょっとして俺のこと!?」と思ってドキッとしますか?
いずれにせよ、「働かないおじさん問題」は日本のあらゆる職場にあります。多くの方にとって、決して他人事ではないでしょう。 一昔前の「働かないおじさん」といえば、会社に来て一日中新聞を読んで過ごしたり、社用車で居眠りするような人を指していました。しかし、最近は真面目に働いているはずの人まで「働かないおじさん」扱いされてしまう、シビアな時代に突入していると、著者の難波猛さんは語ります。
少子高齢化、働き方改革、DXなど、次々と押し寄せる時代の波に迅速に対応して結果を残さないと、すぐに「働かないおじさん」になってしまうのです。
決して本人だけのせいとは言い切れません。では、どうすれば「働かないおじさん問題」を解決できるのか? それには、本人だけでなく、その上司や人事部が三位一体となって問題に対峙することが必要だと難波さんは説きます。
ご興味のある方は、ぜひ本書をお読みください。
(編集担当 池田剛)
flier編集部
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