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ビジネスで新しい何かを生み出す「妄想」の力【flier編集部イチオシ今月の3冊】

2021年6月9日(水)12時02分
flier編集部

デザイン・ドリブン・イノベーション

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著者:ロベルト・ベルガンティ
翻訳:立命館大学DML
監訳:佐藤典司、岩谷昌樹、八重樫文
出版社:クロスメディア・パブリッシング
flierで要約を読む

最後にご紹介したいのが、「意味のイノベーション」で知られるベルガンティの著作。アイデアを考えるとき、特にビジネスの文脈では「まずユーザーや市場のニーズを把握して〜」となりがちですが、その結果、どの商品も決定的な機能の差がない、いわゆるコモディティ化が進んでしまったように思います。

ベルガンティは、ユーザーが本当に望んでいるのは、モノゴトのもつ意味を刷新するような、「まったく新しいもの」だとし、自分自身から自ずと湧き上がってくるアイデアがカギになると指摘します。全員でブレストを重ねるのではなく、一人の「妄想」をとことんドライブさせることが、より意味のあるイノベーションを紡ぎ出すというわけです。

特にユニークなのが、「妄想」を現実にも耐えられるものにするため、「解釈」と「対話」を重視している点です。ある意味、個人のもつ哲学や世界観が試される方法論ともいえるでしょう。そういう領域を得意としている人であれば、ばっちりハマる方法論なのではないでしょうか。

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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