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コロナショック予備費活用し500億円規模で学生支援へ 骨太方針7月半ばに確定=西村再生相
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西村康稔経済再生相は閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活が厳しい学生への支援を、予備費を活用して行うことを閣議決定したと明らかにした。写真は都内で昨年9月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
西村康稔経済再生相は19日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活が厳しい学生への支援を、予備費を活用して行うことを閣議決定したと明らかにした。規模については「正確な数字はまだわからないが、約500億円」という。骨太方針は、7月半ばをめどに確定すべく策定作業を進めていくと述べた。
骨太方針は6月にまとめるのが慣例だが、7月に策定するのは異例だ。西村経済再生相は「新たな日常の構築など、感染症拡大への対応と経済活性化への両立に向けた課題、これに対応に焦点を当てたい」と述べた。
成長戦略実行計画についても、7月半ばを目標に策定するという。
学生支援については「学生支援機構を通じて、それぞれの大学の協力を得ながら学生の皆さんに1日でも支援金が届くようにしたい」とした。
緊急事態宣言の解除を巡っては、21日頃に再度専門家会議を開く方針だとし「8都府県の生活圏、感染状況をみながら、基本的には一体となって考えていくものだ」と述べた。
(浜田寛子 編集:田中志保)
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