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医療宇部興産、新型コロナ治療に期待される「アビガン」の中間体を供給へ 7月から生産
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宇部興産は、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内の医薬品工場で、新型コロナウイルス感染症への効果が期待される抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の原薬の主骨格を成す中間体の製造・供給を開始すると発表した。写真は都内で2014年10月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)
宇部興産は22日、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内の医薬品工場で、新型コロナウイルス感染症への効果が期待される抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の原薬の主骨格を成す中間体の製造・供給を開始すると発表した。7月から生産する。
アビガンは、富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学が開発。日本政府は治験・承認手続きと国内での生産体制構築を進めている。
宇部興産は医薬品の原体・中間体製造を手掛けており、抗インフル薬としてのアビガン中間体の製造と供給に実績がある。サプライチェーン各社と協力の上、新型ウイルス感染症の患者への早期のアビガン提供に向け、現在、緊急の製造開始に向けた準備を進めているとしている。
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