英ジャガー、米国輸出を一時停止 関税対応検討

英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)は5日、英国で生産する車両の米国向け輸出を一時停止すると明らかにした。トランプ米政権が輸入車に対する25%の関税を発動したことを受け、対応を検討する。写真は英ソリハルにある同社の工場で2022年12月撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)
[ロンドン 5日 ロイター] - 英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)は5日、英国で生産する車両の米国向け輸出を一時停止すると明らかにした。トランプ米政権が輸入車に対する25%の関税を発動したことを受け、対応を検討する。
JLRは米国が重要な市場だとした上で、「新たな貿易条件にビジネスパートナーと共に対処する中、中長期的な計画を策定する間、4月の出荷停止を含む短期的な措置を講じる」と述べた。
同社は年間約40万台の新車を販売し、そのうち約4分の1を米国向け輸出が占めている。
業界団体SMMTによると、米国は欧州連合(EU)に次いで英国製自動車の輸入が多く、20%近くを占める。
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