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象牙を燃やしてゾウを守る最後のキャンペーン

2015年4月2日(木)16時51分
ルーク・ハースト

 こうしたなか、販売すれば大きな利益がある在庫をあえて焼却処分に付すことは強力なメッセージになると、ロバーツは言う。「アフリカから象牙を買えないとなれば(需要は冷え込み)、密猟も減るはずだ」

「マラウィやエチオピアのような比較的小さな国が象牙の破壊に踏み切ったことには大きな希望が持てる」と、ロバーツは見る。「これらの国々の決断を大いに賞賛し、国際的な支援でアフリカ諸国の密猟対策を全面的にバックアップすべきだ」

 密猟防止に最も効果があるのは買い手がいなくなることだろう。中国や日本などで需要が減り、価格が下がれば、密猟は下火になるはずだ。しかし、消費者の意識の変化には時間がかかり、その間にも多数のゾウが殺され続けると、ロバーツは警告する。

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