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2009.09.16

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熊本の天草諸島はダイビングの穴場

海水の透明度と豊かな生態系が素晴らしい

2009年9月16日(水)10時52分
フレデリック・クラロ(ダイビングインストラクター・トレーナー)

 日本のダイビングスポットといえば、沖縄の海が有名。でも九州にもいい場所はある。たとえば熊本県の天草諸島。ワールドクラスとは言えないが、とくに最南端の牛深(うしぶか)は素晴らしい。22年間、モルディブやタイ、オーストラリアなど世界中の海に潜ってきたけれど、牛深も十分に魅力的な場所だ。

 岸からすぐにダイブできて、大きな波もない。深さは6~12メートルと深すぎず、透明度もいい。小さな海洋生物が好きなダイバーや初心者には絶好の場所だ。珍しいウミウシの仲間にも出合えるし、私の大好きなタコがそこらじゅうにいる。タコは好奇心が旺盛で、ビクビクしながら近寄ってきたりもする。

 牛深までのドライブは、まるでフロリダ州のキーウェストだ。しかも、漁港や小さな島を越えて海沿いを走る天草のドライブはもっと美しい。ただ、熊本市から牛深までは片道3時間もかかる。タイにいたころは年に280回は潜っていたけれど、今は20回ほど。近ければ、毎日でも潜りたいんだけど。

 ほかに気に入っている場所は、熊本市から車で約1時間の「らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場」。乳搾りやソーセージ作りが体験できて、ビジネスでありながら教育的でもある。羊や豚に触れられるので、2歳の息子も大好きだ。私が生まれ育ったフランスで同じような体験をしたければ、農家と知り合いになるしかないと思うよ。

[2003年12月 3日号掲載]

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