コラム

イスラム教徒の女性がコーランを手に女性のため立ち上がる/Relegate to(~に追いやる)

2016年08月09日(火)11時20分

登場するボキャブラリー

【whisperer】ささやき声で訓練をする人。ムラビット氏が飛行機で会話をしていた際、最近新しくできた肩書きの例として、dog whisperer(ささやき声で犬を訓練する人)というものが出てきました。

【norms】行動様式、行動の規範、基準。ムラビット氏によると、イスラム教の経典が悪用されたことが影響し、社会と文化のnormsをゆがめてしまったそうです。

【messaging】自分の言いたいこと(メッセージ)を伝える方法。ムラビット氏は、11人も子供がいる家族だったためにmessagingの重要性を学んだそうです。

【at the table】参加者の1人として認められる、発言する立場にいる。ムラビット氏は2回この表現を使用しています。1回目は、子供の時の教訓の1つがat the tableにいることの大切さだったということ。2回目は、変化を起こすには、女性にとってat the tableにいる以外に選択肢がないということ。

【empowerment】地位の向上。ムラビット氏は、社会と政治の分野における女性のempowermentに重点を置いています。

【sheer~】~実態、全くの~。ムラビット氏が作った組織の存在実態(存在そのもの)が当時、多くの反対を受けていました。

【fair share of】~の正当な取り分、~の相応量、十分な~。ムラビト氏によると、歪んだ宗教的メッセージを批判するのは容易じゃないそう。というのは、もしそのようなことをすれば、侮辱と冷笑と脅迫のfair share ofを受けることになるからだと言います。

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

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