- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 予備選直前にペイリンの支持を取り付けたトランプの目…
予備選直前にペイリンの支持を取り付けたトランプの目算
この2州のうちニューハンプシャーは、東部で自分の地盤であるニューヨークからも近いことで、優位に選挙戦を進めていましたが、アイオワでは「ドブ板選挙」を徹底していたテッド・クルーズ候補に先行を許していたのです。
そんな情勢を受けて、年明け以来のトランプ候補は「クルーズ叩き」に走っています。それも「カナダ生まれのクルーズ候補は大統領候補の資格なし」という一方的な法理論でのバッシングだったのですが、それがどういうわけか効いたようで、世論調査の1位を奪っています。そうではあるのですが、トランプ陣営としては「安心できない」と踏んでいるのでしょう。
そこへ「サラ・ペイリンが支持」ということになれば、一気にアイオワでも1位を固めることができるというわけです。
一部には、トランプ候補はペイリン氏に対して「副大統領候補のイス」を与えるという密約を結んでいるという説も流れています。そのペイリン氏は何度も「トランプ氏は交渉上手」だと持ち上げているところを見ると、その密約説には一定程度の真実味はあります。ペイリンの支持を「今」必要としているトランプは、そのような「大胆な交渉をして来た」、そんな憶測も可能だからです。
では、この動きを受けて選挙戦はどうなるでしょうか?
まずテッド・クルーズ候補は苦しくなってきました。アイオワで首位を取って勢いをつける構想は風前の灯で、頼みにしていた「ティーパーティーのボス」であるペイリン氏にも裏切られたばかりか、アイオワの州知事からも「エネルギー政策で相容れないクルーズ候補は支持しない」と突き放される始末です。もしかすると、意外に早い時期に息切れするかもしれません。
仮にクルーズ候補がジリジリ後退するようですと、「エスタブリッシュメント」と言われる職業政治家グループの中では、ルビオ候補が浮上してくるでしょう。良いタイミングで、ジェブ・ブッシュ候補が「自分は撤退してルビオ候補を支持」という宣言をすると勢いが出るかもしれません。
ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険 2025.01.15
日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で勝負すればいい 2025.01.08
日本企業の国内軽視が招いた1人当たりGDPの凋落 2024.12.25
日産とホンダの経営統合と日本経済の空洞化を考える 2024.12.18
医療保険CEO銃殺事件が映すアメリカの現在 2024.12.11
二期目のトランプと「現実世界」を繋ぐのは誰か? 2024.12.04
日本とアメリカの現状否定票、その共通点と相違点 2024.11.27
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員