プレスリリース

「春の訪れ―梅と桜―」展を開催します

2025年02月26日(水)15時00分
近鉄グループの文化事業である大和文華館では、3月1日(土)から4月6日(日)まで、梅や桜を表した絵画や工芸を展示する「春の訪れ―梅と桜―」展を開催いたします。
寒さに耐え、芳しい香りを漂わせる梅は、高潔で清雅な花として文人たちに愛され、文人たちの嗜む詩や絵画の題材とされました。また、春を告げる花であることから、吉祥の文様としても好まれています。
広く東洋で愛された梅に対し、日本で殊に愛されたのが桜です。多くの和歌や物語で取りあげられ、華やかに咲く様子や儚く散る様子が絵画や工芸に表されてきました。現在でも開花時期がニュースになるほど特別な花ですが、近世にはすでに多くの桜の名所が生まれており、花見で賑わう様子が江戸時代に刊行された名所図会などに描かれています。
本展は、文華苑(大和文華館の庭)で梅や桜が咲く時期に開催します。春の訪れを、文華苑に咲く梅と桜、そして展示場を彩る梅と桜から感じていただければ幸いです。
詳細は別紙の通りです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/426997/img_426997_1.jpg
花卉図扇面
大和文華館蔵

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/426997/img_426997_2.jpg
青花梅文皿
大和文華館蔵

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/426997/img_426997_3.jpg
文華苑のシダレザクラ
(三月下旬頃開花)


別紙

<1> 展覧会について

1.名称 春の訪れ―梅と桜―

2.会期 2025年3月1日(土)~4月6日(日)
月曜日休館

3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

4.入館料 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

5.主催 大和文華館

6.出陳品数 63件 ◎=重要文化財
【文学と梅】
・灞橋尋梅図 朝鮮・朝鮮中期
・林和靖鶴梅図 土佐光起筆 日本・江戸前期 など
【清雅なる梅】
・墨梅図冊 汪士慎筆 中国・清
◎花鳥図屏風(右隻) 雪村周継筆 日本・室町 など
【四季と梅】
・仕女図巻 伝仇英筆 中国・明
・四季花鳥図押絵貼屏風(右隻) 渡辺始興筆 日本・江戸中期
【工芸品と梅】
・清水裂 中国・明
・色絵梅文大壺 日本・江戸 など
【文学と桜】
・源氏物語図帖 日本・江戸前期
・宇治拾遺物語 日本・万治2年(1659)版 など
【絢爛たる桜】
・稲富流鉄砲伝書 日本・桃山
・花卉図扇面 日本・江戸前期
【名所と桜】
・京奈名所図扇面冊子 日本・江戸前期
・大和名所図会 日本・寛政3 年(1790)版 など
【工芸品と桜】
・金銅桜花金具 日本・鎌倉
・蒔絵枝垂桜柳文棗(嵯峨棗) 日本・江戸 など

<2> 展覧会会期中のイベントについて

1.特別講演「外来の梅から国産の桜へ」
(1)日時・場所 3月16日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 同志社女子大学 名誉教授 吉海直人氏

2.日曜美術講座「梅と桜をめぐる文学と絵画」
(1)日時・場所 3月23日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館 学芸部課長 宮崎もも

3.講座美術の窓
連続講座「摺物 特注版画の魅力」第4回「清長・俊満・英泉などの摺物」
(1)日時・場所 3月2日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館 館長 浅野秀剛

4.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日午後2時から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部

※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の定員は100名です(予約不要・先着順)。
以 上


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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