プレスリリース

コマツ株式会社×同志社大学の産学連携で誕生 壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が「KANSAI DX AWARD 2024」グランプリを受賞

2024年11月06日(水)10時30分
コマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)と、同志社大学 理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(教授:奥田 正浩)が共同開発した「自動テクスチャ識別プログラム」を搭載した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が、DXへの取り組みの先進事例として特に優秀な企業を表彰する、「KANSAI DX AWARD 2024」(関西デジタル・マンス実行委員会主催)においてグランプリを受賞、2024年10月31日に開催された関西デジタル・マンス クロージングイベントにて表彰式が行われました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/415981/LL_img_415981_1.jpg
コマツ株式会社×同志社大学 グランプリ受賞


■グランプリ受賞にあたって特に評価いただいた取り組み
(1) コマツ株式会社と同志社大学の産学連携により、画像認識AIを活用した課題解決に挑んだ点。
(2) 大手資材メーカーや競合企業6社から理解、協力を得て、自社に蓄積された専門知識と、同志社大学の学術的先端技術を集結し、素材表面の微細な差異を識別要素にする「自動テクスチャ識別プログラム」を開発し、普及品壁紙の品番識別に成功、アプリ化した点。
(3) 識別課題解決からアプリ化にあたり、コマツ株式会社社内にDXソリューション事業部を新設。アプリ開発に携わり、同志社大学、協力会社とシームレスに連携する体制を整えた点。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/415981/LL_img_415981_2.jpg
壁紙AI識別アプリ「かべぴた」


■「かべぴた」の概要
コマツ株式会社は、業歴45年を超える東大阪のインテリアを主業とした企業です。
日本全国には、資本金100万円を超えるインテリア系建築業が19万社以上存在します。この業界では人材不足と長時間労働是正が大きな課題となっている中、何十年も方法が変わらぬ非効率な作業が山積しています。その一つに、品番不明資材の識別があり、お客様からの依頼により、月に数回・手作業での識別作業を行っています。
人力による非効率作業、識別課題を解決すべく、同志社大学 理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室とコマツ株式会社は、産学連携による画像認識AIを活用した課題解決に挑みました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/415981/LL_img_415981_3.jpg
表彰式にて「かべぴた」プロジェクトの紹介

従来の識別プログラムでは素材感の微差を識別できず、プログラムを新たに構築する必要がありました。2年の歳月をかけ「自動テクスチャ識別プログラム」を開発し、識別要素が表面の微細な差異しかない材質でも品番識別を可能としました。
識別システムを基に効率的なツールが開発されても、建築業は高齢者の割合が多く、複雑な操作や専門的知識の習得が敬遠され、普及しないのが現状です。アプリ化にあたって、解りやすいボタン、直感的な操作で作業が完結するよう、誰でも簡単に壁紙品番を識別できるアプリ「かべぴた」を開発しました。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/415981/LL_img_415981_4.jpg
コマツ株式会社×同志社大学 グランプリ受賞者


■関西デジタル・マンス
毎年10月を関西広域でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進強化月間として定め、官民連携により様々な取り組みを実施するものです。

[関西デジタル・マンス実行委員会]
公益社団法人 関西経済連合会、関西広域連合、総務省 近畿総合通信局、経済産業省 近畿経済産業局、一般財団法人 関西情報センター、独立行政法人 情報処理推進機構、独立行政法人 中小企業基盤整備機構
https://www.kankeiren.or.jp/kansai-dx/digital-month/


■KANSAI DX AWARD 2024
先進的にDXに取り組む関西の企業を表彰する制度です。
中堅・中小企業を含めた企業の先進事例を広く発信することで、各主体での取り組みの参考としていただくとともに、関西のDXの取り組みの底上げをはかります。
https://www.kankeiren.or.jp/kansai-dx/award/


■「かべぴた」展示のお知らせ
この度「KANSAI DX AWARD 2024」でグランプリを受賞した「かべぴた」を大阪、東京にて実際にお試しいただけます。

●大阪[マイドーム大阪]
第37回東大阪産業展「テクノメッセ東大阪2024」
展示: 2024年11月6日(水)~11月7日(木)
詳細: http://www.hocci.or.jp/wp/?page_id=7927

●東京[404 NOT FOUND(Shibuya Sakura Stage 4F)]
第1回 Tech Direction Awards 受賞展
展示: 2024年11月16日(土)~11月17日(日)
詳細: https://award.tech-director.org/event01
*トークイベントに参加いたします。
日程: 11月16日(土) 14:00~15:00
Session #2「他社との共創」


■■■かべぴた 公式サイト■■■
https://textorage.com/kabe-pita/


■会社概要
社名 : コマツ株式会社
本社所在地: 大阪府東大阪市川俣1-15-14 コマツビル
代表取締役: 小松 智
事業内容 : インテリア、スポーツ、専門工事業、卸業
資本金 : 金壱千萬円
業者登録 : 建築工事業 大阪府知事許可(般-4) 第53020号
機械工具商 大阪府公安委員会許可 第62222R045302号
HP : https://komatsu-coltd.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米大統領選、無党派の投票者が民主党員上回る=調査

ビジネス

トヨタ、4━9月期営業益3.7%減 通期世界販売は

ワールド

英予算責任局、財源不足問題で財務省の情報公開に不備

ワールド

米10州で中絶の権利巡る住民投票、フロリダは否決 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激減して異様に空席が目立つミステリー
  • 3
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    在日中国人「WeChatで生活、仕事、脱税」の実態...日…
  • 8
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 9
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 10
    どちらが勝っても日本に「逆風」か...トランプvsハリ…
  • 1
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 2
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 3
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 8
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 9
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 10
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中