自民党の裏金問題に踏み込めないのも納得...日本が「森喜朗の国」になった経緯とは
森は組織委会長在任時「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言をし、世界をドン引きさせた。女性理事を増やす日本オリンピック委員会(JOC)の方針への私見を述べたというが、森はなぜ非難されたか分からなかっただろう。それまで密室でおじさん仲間にはウケていたに違いないからだ。
武道は礼に始まり礼に終わるが「森道」は密室で始まり密室で終わる。普通のおじさんならそれでいいが、森は一国の重大懸案のキーマン。なのに誰も踏み込めない。岸田首相も安倍氏亡き後、森に頼っていた弱みがあり及び腰なのは周知の事実だ。
森はかつて「神の国」発言でひんしゅくを買ったが、日本はずっと「森の国」なのである。そういえばプーチンとも仲が良かったな。

アマゾンに飛びます
2025年4月1日号(3月25日発売)は「まだ世界が知らない 小さなSDGs」特集。トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
「トランプが変えた世界」を30年前に描いていた...あのSF映画の先見の明を考える 2025.03.24
韓国「戒厳令・弾劾騒動」に至るまでの歴史を振り返る映画4選 2024.12.30
混乱続く兵庫県知事選、結局SNSが「真実」を映したのか? 2024.12.03
就任のはるか前から「ブレブレ」だった石破首相...今後を占う「野球」エピソードとは? 2024.11.01
朝日新聞の自民党「裏金」報道は優れた「スクープ」なのか? 2024.09.30
パリ五輪で横行した選手への誹謗中傷とメディアの罪...解決の糸口は「故郷」にあり 2024.08.23