「特急オホーツク」「寝台特急北斗星」がタイを走る...地元でも愛される、中古車両の幸せな「第2の人生」を追う
ミャンマーに協力が戻る日
ミャンマーでもヤンゴンの環状線をはじめ、日本の中古車両があちこちで活躍する。とはいえ、民主化指導者アウン・サン・スーチーが「中古ばかりではいやだ」と日本の援助関係者に話したことがあり、日本政府は新車も投入する方針で計画を進めていた。
ただ、21年2月に国軍によるクーデターが起き、23年5月現在も国軍の統治下にある。鉄路の爆破も起きている。
民主主義に銃弾で背を向けた国に援助ができるはずがない。日本政府は鉄道を含めて新たな協力を止めた。ヤンゴン近郊で見かけたキハ11を思い出す。
行き先のプレートが「高山」という日本語表記のままで走っていた。家族3人で乗り鉄していた英語講師の男性は、「10歳の息子が列車に乗ると喜ぶんだ。いつか環状線を家族で1周したい」と話していた。
ミャンマーの政治が1日も早く人々の手に戻り、日本の鉄道専門家が再び現場に赴く日を心待ちにしている。
𠮷岡桂子(Keiko Yoshioka)
1964年岡山県生まれ。岡山大学法学部卒業後、山陽放送アナウンサーを経て朝日新聞記者。北京・上海特派員として約8年間、中国に駐在。2020年9月まで3年半、バンコクを拠点に20カ国以上を訪ねて中国の影響力を取材した。新刊『鉄道と愛国 中国・アジア3万キロを列車で旅して考えた』(岩波書店)をはじめ、著書に『人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢』(小学館)、『問答有用 中国改革派19人に聞く』(岩波書店)、『愛国経済 中国の全球化』など。ユーラシアから中国を見ようと、23年秋からブダペスト在住。
『鉄道と愛国 中国・アジア3万キロを列車で旅して考えた』
𠮷岡桂子[著]
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