『TOKYO VICE』主演アンセル・エルゴート、毎日10時間の日本語特訓、記者修行を明かす
Deep in Tokyo’s Underworld
「なかなか口を開いてもらえなかった。取材を拒否する人から、どうしたら話を引き出せるのか。『5時が締め切りなんです。コメントが取れないと上司に殺されるんです。お願いだから話を聞かせてください。名前は出しませんから』と食い下がるのか。実地でジャーナリストの話し方を覚え、現場の雰囲気をつかんでいった」
マンは製作のほか第1話の監督も手掛けた。第2話以降も無事に演じることができたのはマンが撮影前に役作りを助けてくれたおかげだと、エルゴートは感謝を口にする。
東京でも記者修業に取り組んだ。「最初は日本語がほとんどしゃべれなかったから、キツかった」と、エルゴートは振り返る。
「東京に住んでいるエーデルスタインに密着して取材を見せてもらい、シャギーという別のジャーナリストとも行動を共にした」
「シャギーとは、大企業のCEOの家の前で一緒に張り込みもした。どうかCEOが外に出てきますように、コメントが取れますようにと願いながら家の前で張り込んだ。すごく寒い朝で、自販機で買った温かい飲み物で手を温めながら、ひたすら待った。なのにふたを開けたら何のことはない、CEOは留守。どうりで出てこないわけだ。現場の厳しさをここでも垣間見た」
『TOKYO VICE』はエーデルスタインの目を通し、視聴者を90年代の東京の裏社会へといざなう。ドラマを発案し脚本も担当した劇作家のJ・T・ロジャーズは、もともとエーデルスタインの友人だ。
ドラマが生まれたきっかけは、犬の散歩中にかかってきた1本の電話だった。ロジャーズが出ると、エーデルスタインが取り乱した口調で尋ねた。
「日本語の脅迫電話がかかってきていないか?」
90年代の裏社会を再現
ロジャーズによれば、エーデルスタインは裏社会に「深入りしすぎた」。怒った暴力団は彼の携帯電話を盗み、アドレス帳に登録された番号に片っ端から脅迫電話をかけたのだという。
これが「迷宮のような物語の始まりだった」と、ロジャーズは言う。
ドラマの見どころについては、「90年代のヤクザの実像を生々しく伝えている」と説明する。
「彼らは何を食べていたのか。どんなにおいを嗅いでいたのか。ヤクザだけでなく記者や刑事や水商売の人々の人生は、自ら下した決断でどう変わったのか」
エーデルスタインが親交を結ぶ刑事の片桐を、『ラスト・サムライ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた渡辺謙が演じている。組織犯罪を捜査しながら若いアメリカ人記者の面倒を見るという役どころだ。
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