<客観中立を装うテレビとは根本的に異なる映像と編集。米軍侵攻後も現地にとどまり、リポートを続けたフリージャーナリスト・綿井健陽が本当に伝えた
<監督は荒井晴彦。キャストは賢治を演じる柄本佑と直子を演じる瀧内公美の2人だけ。人生はこれからだというのに、2人は何かを諦観したかのように静
<バスジャックして皇居に突撃する軍服姿の老人、盗んだプルトニウムで原爆を作る中学教師──。長谷川和彦監督の『太陽を盗んだ男』は、リアリティー
<原作は大岡昇平。ぼろぼろの軍服でレイテ島をさまよう敗残兵たちは、互いを「貪り食う」ため殺し合う──。脚本・監督・撮影・主演・製作の全てを担
<2005年、テレビとネットを中心にクローズアップされた奈良の騒音おばさん。嫌がらせであったのは確かだが、なぜメディアはこの程度の軽犯罪の容
<破調と乱調、これが随所にちりばめられている。相反する要素を絡み合わせて物語に紡ぎあげるのは、二律背反を身のうちに抱え込む西川美和ならでは>
<大学の映画サークル時代、半ば義務感で観た『東京物語』の内容はほとんど記憶に残っていなかった。つまり「刺さらなかった」のだが、40年近く過ぎ
<実際に起きた小松川高校事件を題材にしているが、全体のトーンはスラップスティックなブラックコメディー。映画を通して国家権力と闘い続けた大島渚
<既に大女優の地位にいた岩下志麻と小川真由美がとんでもない悪女を演じ、おどおどと言い返せない小心者には緒形拳。政治家は組閣のときに気安く言う
<監督の田中登は絶対に生を否定しない。あいりん地区の季節労働者たちと娼婦の主人公。登場する女や男たちはとにかく生きることに前向きで...>
同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか
『エクソシスト』は「怖い」「気持ち悪い」だけじゃない、滋味にあふれた名作ホラーだ 2025.04.04
『Four Daughters フォー・ドーターズ』はあなたのドキュメンタリー観をきっと揺さぶる 2025.03.22
のちの巨匠2人が組んだ脱獄映画『ミッドナイト・エクスプレス』は成長なき物語 2025.03.07
韓国現代史の暗部を描くポリティカル・ノワール、『ソウルの春』の実力 2025.02.22
イスラエルとパレスチナの監督が撮った『ノー・アザー・ランド』が呼び起こす本音と建前の板挟み 2025.02.08
タイトルもストーリーも奇妙だけど、甘さと苦みの配合が絶妙な『ガープの世界』 2025.01.23
ナチスへの復讐劇『手紙は憶えている』とイスラエルをめぐるジレンマ 2025.01.17
ニューズウィーク・デジタル編集部員、ペン編集部員、ペンオンライン編集部、書籍編集部員、広告部メディアアカウントプランナー、Digital growth Webディレクターを募集
好評発売中
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。
Newsweekjapan.jpに掲載の記事・写真・イラスト等すべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます© 2025 Newsweek LLC. © 2025 CE Media House Co., Ltd.