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「集団免疫」を封印したイギリス 4カ月ぶりにパブの屋外営業再開で忍び寄る南ア株の影
2021年04月13日(火)12時52分
英イーストアングリア大学ノリッジ医学部のポール・ハンター教授はこう語る。「集団免疫に到達するという結論には非常に懐疑的だ。集団免疫が実際に起こるには、その免疫が持続しなければならない。現時点では予防接種によって生成された免疫がどのぐらい続くか、また新しい変異体の出現と拡散がワクチンの有効性にどのような影響を与えるか分からない」
「封鎖が緩和されると実効再生産数が上昇する可能性が高くなる。封鎖中に予測された集団免疫は実際の集団免疫と同じではない。これら2つを混同しないように注意する必要がある。そうしなければ市民を誤解させ、過去数カ月の多大な努力を損なってしまう。封鎖が緩和されるにつれ、ワクチンを回避する南アやブラジルの変異株が増加する恐れもある」と注意を呼びかけた。
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