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「国に『金くれ』とか言うなよ」という話? 再開された「表現の不自由展」は日本人の心を踏みにじるのか
10月8日に再開された『表現の不自由展・その後』 ANN NEWS-YouTube
動画撮影は禁止、SNSでの拡散は防止
[ロンドン発]国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示が8日、再開されました。14日の会期末まで1週間を切っているものの、「芸術の自由」や「表現の自由」を何とか保ったというメッセージを世界に発信できて良かったと思います。
朝日新聞によると「来場者の手荷物は預かり、動画撮影は禁止、SNSでの拡散防止は『誓約書』を書くほか、身分証明書も確認する厳格なものとなった」そうです。「見るのに1時間、手続きも合わせたら1時間半はかかるのではないか」(芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事)ということです。
座り込んで再開に抗議する河村たかし名古屋市長はハフポストのインタビューに「再開なんていかんね。決まっとるがね、こんなもん。本当に(日本人の心を)踏みにじりますよ。(略)こんな日本人の普通の人の気持ちをハイジャックして。暴力ですよ。そんなことやる人が、なぜ表現の自由なんて言えるんですか?恥ずかしい...」と話しています。
河村市長は開催費用の市負担金約3300万円の支払いを保留する考えです。文化庁も「展覧会の再開とは無関係」とする一方で「事務的な手続きの不備があった」(萩生田光一文部科学相)として補助金7820万円を全額不交付としました。
作家・ジャーナリスト、門田隆将氏はこうツイート。
朝日にとって大村知事は英雄。日本を貶めたい朝日には大村氏は同志。天皇や日本を侮蔑する作品群が「公金支出に相応しい」と氏が考えるのは中日6割、朝日2割という愛知の特殊な新聞専有率が大きい。氏はこの8割に向かって政治をしている。ある意味これに抗う河村市長は凄い。https://t.co/258tVSCGkR
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 8, 2019
朝日はなぜここまで日本を貶めたいのか。昨日は"日本で検閲された作品"としてスペインで少女像が展示される事を嬉々として報じていた。問題の昭和天皇の肖像をバーナーで焼き、踏みつける作品ではなく少女像なのだ。史実でない性奴隷の世界への流布に朝日は必死。きっと日本が滅ぶまで続けるのだろう。 pic.twitter.com/CTZIXOJK2F
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 8, 2019
ベストセラー作家の百田尚樹氏もこうツイートしています。
勝手にやればええやん。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) October 8, 2019
その代わり国に「金くれ」とか言うなよという話。 https://t.co/7afFpW1n2Q
筆者の目にはこの問題は「表現の自由」というより日本の歴史認識に根ざしているように映ります。