日本が「脱炭素」を根本から見直すべき理由 市場価格が示す世界の潮流とは
一部の専門家は排出権取引ではなく、政府が合理的に価値を算定し、炭素税などの形で公的に徴収するほうが経済の安定に寄与すると主張している。
政府が一方的に炭素税の税額を決定すれば、脱炭素への投資額が税額と同じになるまで確実に支出が続く。設定された税額で本当に排出量を削減できるのかはやってみなければ分からないが、経済全体の制御はたやすいだろう。一方、排出権取引の場合には、価格が青天井になるリスクはあるものの、削減量が最初に決まるので目標達成は容易と考えられる。
いずれにせよ脱炭素と金融市場は密接に関係しており、思い切った脱炭素投資を実施するとともに、関連市場や税制を整備できる国こそが次世代のリーダーになれる。日本ではいまだに脱炭素懐疑論が幅を利かせているが、国際社会は想像を超える速さで変化している。排出権価格の高騰は、残された時間は少ないという現実を暗示している。

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
日本維新の会、「社会保険料の引き下げ」「医療費削減」主張...背後にある「思惑」とは? 2025.03.12
「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは? 2025.03.05
石破首相・トランプ大統領の首脳会談が「大成功」と言えるワケ...日本企業の「利益」とは? 2025.02.20
-
外資系企業のケータリングサービス/年休120日・土日祝休み・賞与あり
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~25万円
- 正社員
-
「東京」外資系投資銀行のチーム秘書/土日祝休/年収350万円〜/コミュ力活かせる
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~30万円
- 正社員
-
「東京」外資系企業/受付・事務/未経験OK・英語活かせる・月26万〜
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給26万円~32万円
- 正社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員