高級ブランド帝国LVMHが、これほど巨大になれた理由

ERIC GAILLARDーREUTERS
ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドを傘下に持つ仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が、米ティファニーの買収に乗り出した。買収金額は1兆5000億円を突破するとみられ、実現すれば高級ブランドの寡占化がさらに進むことになる。
LVMHはグループ内に75ものブランドを抱えるコングロマリットである。ルイ・ヴィトンを中心に、クリスチャン・ディオール、フェンディ、ブルガリ、タグ・ホイヤー、モエ・エ・シャンドンなど多岐にわたっており、昨年の売上高は468億ユーロ(約5兆7000億円)にもなる。
高級ブランド業界は近年、急速に寡占化が進んでおり、LVMHを筆頭に、グッチやサンローランを抱える仏ケリング、カルティエやIWCなどを擁するスイス・リシュモンの3グループに集約されつつある。
この業界は小規模な家族経営だったところが多く、グローバルなM&A(合併・買収)になじまないイメージがある。品質を維持するために伝統的な製法を守る必要があるため工程の共通化も難しい。
このような業態の場合、M&Aで規模を拡大させるメリットは少ないというのが一般的な解釈だが、現実には想定を超えるスピードで事業の集約化が進んできた。背景にあるのは世界経済の驚異的な成長である。
1980年代は先進国と新興国で成長率に大きな差はなかったが、90年代から新興国の成長が顕著となり、世界経済の規模は大幅に拡大した。各ブランド企業は、市場拡大の波に乗って、それぞれの事業領域に相互進出するようになり、少量生産の高級品から一種のコモディティ商品へと変貌を遂げた。
巨大グループの支配者
LVMHの株式の47.2%を保有し、同社を事実上支配しているベルナール・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、ブランドとは無縁の不動産業界出身である。1984年に経営が傾いたクリスチャン・ディオールを買収したのをきっかけにファッション業界に参入し、その後、次々と高級ブランドを買収して現在の体制をつくり上げた。
トランプは関税発動とインフレ退治のどちらを優先? ついに見えてきた「トランプ経済」の中身 2025.04.03
日本維新の会、「社会保険料の引き下げ」「医療費削減」主張...背後にある「思惑」とは? 2025.03.12
「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは? 2025.03.05
石破首相・トランプ大統領の首脳会談が「大成功」と言えるワケ...日本企業の「利益」とは? 2025.02.20
-
総務スタッフ/年間休日120日/女性スタッフが多く活躍中/外資系企業特化型の会計事務所
アークアウトソーシング株式会社
- 東京都
- 年収364万円~517万円
- 正社員
-
会計 外資系企業のアウトソーシング事業の会計スタッフ・シニア/リモートワーク実施/土日祝休/残業少
アークアウトソーシング株式会社
- 東京都
- 年収420万円~700万円
- 正社員
-
東京都港区/外資系企業での一般事務・庶務業務
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
税務 外資系企業のアウトソーシング事業の税務スタッフ・シニア/リモートワーク実施/土日祝休/残業少
アークアウトソーシング株式会社
- 東京都
- 年収490万円~770万円
- 正社員