金の切れ目が縁の切れ目、中国「一帯一路」夢のあとさき
そして今、中国の国際収支は赤字寸前でばらまき外交ももうできない。金の切れ目が縁の切れ目。現代のモンゴル帝国は、夢に終わることだろう。
中央アジアでは3月にカザフスタンで大統領が交代した。ウズベキスタンでは16年に就任したミルジヨエフ大統領がまだ権力を固め切れていないなど、不安定要因は残る。だが日本は一帯一路に神経質になったり、圧倒されたりする必要はない。中国の手掛けるプロジェクトでいいものがあれば協力し、中国が設けたインフラを利用させてもらう。
この様子だと、中央アジアは中国に牛耳られてしまうことはない。逆に不安定要素を乗り越えて国家の体力を強化すれば、中国やロシアに物申す存在になるだろう。日本は中国の力を逆手に取って自分の利益を図る、「合気道外交」を心掛ければいいのだ。
<本誌2019年4月30日/5月7日号掲載>
※4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が尊敬する日本人100人」特集。お笑い芸人からノーベル賞学者まで、誰もが知るスターから知られざる「その道の達人」まで――。文化と言葉の壁を越えて輝く天才・異才・奇才100人を取り上げる特集を、10年ぶりに組みました。渡辺直美、梅原大吾、伊藤比呂美、川島良彰、若宮正子、イチロー、蒼井そら、石上純也、野沢雅子、藤田嗣治......。いま注目すべき100人を選んでいます。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
駐留米軍は本当に必要なのか? 戦後80年の日米関係を棚卸しせよ 2025.01.14
2025年の世界を「枠」を外して考えてみると...... 2024.12.23
来年に向けて日本人の一番の薬は「マゾ的思考」をやめること 2024.12.14
トランプ2.0、強気の「MAGA」が逆目に出る時 2024.11.26
「またトラ」でウクライナ停戦が成立すれば、北朝鮮兵が平和維持軍に? 2024.11.12
中国経済が失速しても世界経済の底は抜けない 2024.10.22
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員