コラム
Edge of Europe コリン・ジョイス

コリン・ジョイス

フリージャーナリスト。1970年、イギリス生まれ。92年に来日し、神戸と東京で暮らす。ニューズウィーク日本版記者、英デイリー・テレグラフ紙東京支局長を経て、フリーに。日本、ニューヨークでの滞在を経て2010年、16年ぶりに故郷イングランドに帰国。フリーランスのジャーナリストとしてイングランドのエセックスを拠点に活動する。ビールとサッカーをこよなく愛す。著書に『「ニッポン社会」入門――英国人記者の抱腹レポート』(NHK生活人新書)、『新「ニッポン社会」入門--英国人、日本で再び発見する』(三賢社)、『マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉』(NHK出版新書)、『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』(三賢社)など。

Edge of Europe コリン・ジョイス

建物の歴史をたどる大都会の考古学

 子供の頃、僕には変わった趣味があった。よその家に遊びにいくと、小さなシャベルを借りて庭に出る。そして「ここならいいよ」と言われたところを掘

2010.05.27
Edge of Europe コリン・ジョイス

湯をケチるニューヨーク流悪徳ビジネス

 日本を離れてから覚えた、ちょっとした儀式がある。洗濯物を3つか4つのグループに分けるということだ。まずはタオルやスポーツウェア、肌着など

2010.05.06
Edge of Europe コリン・ジョイス

ニューヨークの山谷と妹島和世

 もはやニュースとはいえないが、日本の建築ユニットSANAA(妹島和世と西沢立衛)がこの3月、アメリカの権威ある建築賞プリツカー賞を受賞した

2010.04.19
Edge of Europe コリン・ジョイス

ジャパン・ナイトで輝く若者バンド

先週の日曜日(3月21日)、僕はめったに行かない場所へ行った。音楽のライブイベントに足を運んだのだ。僕がバウリー・ボールルームで行われた

2010.03.28
Edge of Europe

ニューヨークは壊れている

 ニューヨークは壊れている。  インフラが古びる前に絶えず最新の(そして高価な)ものに置き換わる東京からこの街にやって来た僕は、驚いてしまっ

2010.03.21
Edge of Europe コリン・ジョイス

日本人彫刻家の氷のハートに魅せられて

 僕は滅多にタイムズスクエアに行かない。周り道をして避けるぐらいだ。例え行くことがあっても、カメラを取り出して写真を撮ることはない。タイム

2010.02.26
Edge of Europe コリン・ジョイス

ニューヨークで再会した小津安二郎

 小津安二郎監督の映画に初めて出会ったのは1994年。僕の人生があまりうまくいっていない頃のことだ。日本語教師が彼の作品を紹介してくれたのだ

2010.02.25
Edge of Europe コリン・ジョイス

雪の朝に聞こえる心地いい音の意味

 先週末、物音で目が覚めた。ニューヨークに来てからこの音にはすっかり慣れた。何かをこするような音だ。でもちっとも不快じゃない。金属やコンクリ

2010.02.12
Edge of Europe コリン・ジョイス

市長を動かしたパブの物語

 15分だけなら誰でも有名人になれると言ったのはアンディ・ウォーホル。テレビが多チャンネル化した現代では、簡単にその「束の間の名声」が得ら

2010.02.05
Edge of Europe コリン・ジョイス

僕の秘密のニューヨーク案内part3

 ニューヨークの「隠れたお勧めスポット」の1つとして、ボウリング・グリーン1番地の建物を紹介するのはおかしいだろうか。  それはニューヨーク

2010.01.18
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判もなく中米の監禁センターに送られ、間違いとわかっても帰還は望めない
  • 3
    米経済への悪影響も大きい「トランプ関税」...なぜ、アメリカ国内では批判が盛り上がらないのか?
  • 4
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    ノーベル賞作家のハン・ガン氏が3回読んだ美学者の…
  • 7
    トランプ関税 90日後の世界──不透明な中でも見えてき…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    今のアメリカは「文革期の中国」と同じ...中国人すら…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 3
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 6
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 7
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 8
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中