コラム

日本が完全に出遅れた第三次プラットフォーム戦争

2021年05月07日(金)16時50分

SNSから金融、交通、農業まで広がった社会基盤を巡る各国の思惑...... metamorworks-iStock

<現在、世界はアメリカと中国という巨大プラットフォーム企業群を抱える国家にさまざまな産業分野のインフラを握られようとしている...... >

第三次プラットフォーム戦争

現在、インターネット上にはSNSに留まらない数々のプラットフォームができている。動画配信のNetflix、デリバリーのウーバー、観光のAirbnbなどが有名だが、それ以外にも農業、金融、ケアワーク、顔認証、予測捜査あるいは交通システム(MaaSやVSOCなど)など多岐にわたる。インターネットが社会のインフラとなったようにプラットフォームもインフラとなりつつあり、それは少数のプラットフォーム企業に寡占されつつある。

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プロフィール

一田和樹

複数のIT企業の経営にたずさわった後、2011年にカナダの永住権を取得しバンクーバーに移住。同時に小説家としてデビュー。リアルに起こり得るサイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表している。『原発サイバートラップ』(集英社)『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)『ネット世論操作とデジタル影響工作』(共著、原書房)など著作多数。X(旧ツイッター)。明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員。新領域安全保障研究所。

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