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「裁判費用を出してほしい」議事堂襲撃した甥をかばう家族にうんざり
PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTOS BY GETTY IMAGES PLUS
<ずいぶん前にアメリカに移住した姉は保守派の説教師と結婚すると、途端にゲイの私を否定するようになりました。その姉の息子が連邦議会議事堂乱入事件で暴徒に加わり、起訴されると──>
Q:首都ワシントンの連邦議会議事堂乱入事件のニュースを見て、目を疑いました。私の19歳の甥が暴徒の中で南軍旗を振り、突入しようとしていたんです。
私はイギリス人のゲイ男性で、姉はずいぶん前にアメリカに移住しました。彼女はアメリカで保守派の説教師と結婚すると、途端に同性愛者を拒絶するようになりました。姉の一家が年に1度、母の元へ里帰りするときには私も一緒に食事をし、必ず夫を同伴します。姉夫婦からは子供への「影響」が心配だと嫌みを言われます。
その姉からメールが来て、彼女の息子の裁判費用を出してほしいと頼まれました。甥は暴行罪で起訴されたのです。無視しましたが、母までが「孫を助けてあげるべき」と言ってきました。母には失望しました。病気の彼女を支えてきた私に向かって「あんたがゲイだから孫が1人しかいないのよ」などと言うのです。母の本性が見えました。縁を切っていいでしょうか。