マスク氏は「自動車組み立て業者」と米大統領顧問、「ゼロ関税」発言受け

ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は7日、実業家イーロン・マスク氏が米欧間の「ゼロ関税」を望むと述べたことを受け、マスク氏を他国から輸入する部品に依存する「自動車組み立て業者」と述べた。2024年10月撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
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[ワシントン 7日 ロイター] - ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は7日、実業家イーロン・マスク氏が米欧間の「ゼロ関税」を望むと述べたことを受け、マスク氏を他国から輸入する部品に依存する「自動車組み立て業者」と述べた。
政権の閣僚らと「政府効率化省(DOGE)」を率いるマスク氏との確執が改めて浮き彫りとなった。
マスク氏は5日、「欧州と米国がともに関税ゼロの状況に移行し、欧州・北米間に事実上、自由貿易圏を形成するのが理想的だと思う」と述べた。
ナバロ氏はCNBCに対し、マスク氏が政府合理化に向けた取り組みで成果を上げたとしつつも、 「関税と貿易に関しては、ホワイトハウスの全員、そして米国民はマスク氏が自動車メーカーと理解しているが、自動車メーカーではない」と指摘。マスク氏率いる米電気自動車(EV)大手テスラが多くの部品を日本や中国、台湾から輸入していることに言及し、「自動車の組み立て業者だ」と述べた。