ニュース速報
ワールド

ハマスがイスラエルにロケット弾、ネタニヤフ氏「強力な対応」指示

2025年04月07日(月)07時37分

 4月6日、イスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザにおける市民の「虐殺」に対抗するため、イスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表した。写真は、ロケット弾が着弾した現場。4月6日、イスラエルのアシュケロンで撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)

Emily Rose Nidal al-Mughrabi

[エルサレム/カイロ 6日 ロイター] - イスラム組織ハマスは6日、パレスチナ自治区ガザにおける市民の「虐殺」に対抗するため、イスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表した。

イスラエル軍によると、約10発の飛翔体が発射されたが、大半は迎撃に成功した。イスラエルのテレビ局チャンネル12は南部の都市アシュケロンにロケット弾が着弾したと伝えた。

同国の救急隊が投稿した動画には、車の窓ガラスが割れ、道路にがれきが散乱している様子が映っている。チャンネル12はアシュケロンの病院関係者の話として、少なくとも12人が軽傷で治療を受けたと伝えた。

一方、ガザの保健当局は、イスラエル軍の攻撃によりガザ全域で6日に少なくとも39人が死亡したと発表した。

ハマスのロケット弾発射後、イスラエル軍はガザ中部デル・アルバラの複数地区の住民に避難命令を出し、攻撃を警告。その後、先の飛翔体発射に使われたロケットランチャーを攻撃したと発表した。

トランプ米大統領との会談のためワシントンに向かっているネタニヤフ首相は、カッツ国防相からロケット弾攻撃について報告を受けた。首相府の声明によると、ネタニヤフ氏は「強力な」対応を指示し、ハマスに対する軍の集中的な活動継続を承認した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

一部の価格上昇、関税の影響を先取りしたもの=クーグ

ワールド

米政権、関税90日間停止の報道を否定 「フェイクニ

ワールド

EU、来週にも対米報復関税の徴収開始へ 交渉による

ワールド

ロシア、原油下落の影響軽減へ全力=大統領報道官
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 10
    ユン韓国大統領がついに罷免、勝利したのは誰なのか?
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中