エヌビディア、米ボストンに量子コンピューティング研究拠点を開設へ

米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO、写真)は20日、量子コンピューティングの技術開発を手がける研究拠点を米東部ボストンに開設すると明らかにした。3月18日、サンノゼで撮影(2025年 ロイター/Brittany Hosea-Small)
[サンノゼ(米カリフォルニア州) 20日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は20日、量子コンピューティングの技術開発を手がける研究拠点を米東部ボストンに開設すると明らかにした。
今年後半に稼働を始め、ハーバード大やマサチューセッツ工科大の研究者らとともに共同研究を進める計画を表明した。
フアン氏は米西部カリフォルニア州サンノゼで開催したエヌビディアの年次ソフトウエア開発者会議で公表した。
フアン氏は今年1月に有用な量子コンピューターの開発には20年かかると発言していたが、今回の会議は量子コンピューティングに焦点を当てた内容となった。フアン氏は「これは企業のCEOが、なぜ自分が間違っていたのかを説明するために全てのゲストを招待した史上初めてのイベントだ」と語った。
研究拠点の名称は「エヌビディア量子加速研究センター」(NVAQC)となる。クオンティニュアム、クオンタム・マシーンズ、キュエラ・コンピューティングなどの量子コンピューティング関連企業と協力して運営する。