トランプ氏、ボーイングと次世代戦闘機契約 「F47」と命名

トランプ米大統領は21日、航空機大手ボーイングに米空軍の最新鋭戦闘機の製造を委託することを決めた。関係筋2人が明らかにした。写真は3月21日、米ホワイトハウスで記者団に語るトランプ米大統領(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、米空軍の次世代戦闘機の製造契約を航空機大手ボーイングと締結したと発表した。自身が第47代大統領であることから、「F47」戦闘機と命名した。
トランプ大統領は記者団に対し「大量発注したが、(契約の)額については言えない」と語った。他国も購入に関心を示しているとし、外国への売却も選択肢となる可能性があるとした。
ボーイングにとっては、民間機および防衛事業双方で苦戦を強いられていただけに、今回の契約獲得は大きな勝利となる。契約受注を巡っては、米ロッキード・マーティンも競っていた。
トランプ氏の発表を受け、ボーイングの株価は4%強上昇。ロッキード・マーティンは約7%下落した。
次世代戦闘機の設計は極秘とされているが、ステルス性能や高性能センサー、最先端のエンジンが搭載される公算が大きいとみられる。アルビン空軍参謀総長によると、現在の主力戦闘機であるF22と比較するとコストが低く、将来の脅威に適応しやすいという。