独議会予算委、30億ユーロの対ウクライナ追加支援を承認=関係筋

ドイツ予算委員会は21日、30億ユーロ(32億5000万ドル)の対ウクライナ追加軍事支援を承認し、最終的な議会通過に道を開いた。複数の議会筋が明らかにした。(2025年 ロイター/Fabrizio Bensch)
Holger Hansen
[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ予算委員会は21日、30億ユーロ(32億5000万ドル)の対ウクライナ追加軍事支援を承認し、最終的な議会通過に道を開いた。複数の議会筋が明らかにした。
30億ユーロのうち25億4700万ユーロは今年のウクライナ支援向けに財務省が割り当てたもので、これにウクライナ向けの軍事支援に利用されている基金「欧州平和ファシリティー(EPF)」からの払い戻しなどが追加される。
財務省はまた、2026年─29年にかけて対ウクライナ軍事援助として82億5200万ユーロの拠出を承認する見通しで、総額は110億ユーロ超になるとみられる。
独連邦参議院(上院)は同日、財政規律を緩和する憲法改正案を承認。「債務ブレーキ」を緩和する憲法改正で国防と安全保障への歳出抑制を外すとした。