米がイエメンの複数地域空爆、少なくとも10回とフーシ派メディア

米軍がイエメンに対して少なくとも10回の空爆を行い、サダ州やホデイダ州など複数の地域を標的としたと、イエメンの親イラン武装組織フーシ派のメディアが19日早朝に報じた。写真はイエメンのフーシ派を標的に発射されたとされるミサイル。18日に公開された動画より(2025年 US CENTCOM via X/Handout via REUTERS)
[カイロ 19日 ロイター] - 米軍がイエメンに対して少なくとも10回の空爆を行い、サダ州やホデイダ州など複数の地域を標的としたと、イエメンの親イラン武装組織フーシ派のメディアが19日早朝に報じた。
トランプ米大統領は15日、フーシ派に対する大規模な軍事攻撃を指示。紅海やアデン湾などでフーシ派が繰り返す商船攻撃への報復措置で、中東での軍事作戦としては、第2次トランプ政権発足後で最大規模となった。
フーシ派の軍事部門報道官は19日、イエメン国内への大規模な空爆の準備として、紅海で敵対的な軍事行動が確認されたと述べた。
その上で、フーシ派が米空母「ハリー・S・トルーマン」やその他の軍艦をミサイルやドローン(無人機)で標的にし、米国の攻撃を阻止したと説明したが、具体的な証拠は示さなかった。