テンセント、第4四半期は11％増収 ゲーム事業が寄与

　中国のテック大手、騰訊控股（テンセント・ホールディングス）が１９日発表した２０２４年第４・四半期決算は１１％の増収となった。２月撮影（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

[北京 １９日 ロイター] - 中国のテック大手、騰訊控股（テンセント・ホールディングス）が１９日発表した２０２４年第４・四半期決算は１１％の増収となった。ゲーム事業の拡大が寄与した。

第４・四半期の売上高は１７２４億元（２３８億３０００万ドル）。ＬＳＥＧがまとめた市場予想の１６８９億元を上回った。

純利益は５１３億元。市場予想は４６３億元だった。

テンセントの国内ゲーム事業は２４年半ば以降、力強く回復。「ダンジョン＆ファイターモバイル」や「デルタフォース」などが成功を収めたほか、国内ゲーム業界の規制緩和も追い風になった。

第４・四半期の国内ゲーム収入は２３％増の３３２億元。海外のゲーム収入は１５％増の１６０億元。

オンライン広告事業を展開するマーケティングサービス部門の売上高は１７％増の３５０億元だった。

決済サービス、理財商品、クラウド・コンピューティング・ソリューションを提供するフィンテック＆ビジネスサービス部門の売上高は前年比３％増の５６１億元だった。