スリランカGDP、24年は5%増 金融危機から順調に回復

スリランカ統計局によると、昨年の国内総生産(GDP)は5%増と予想を上回り、過去数十年で最悪の金融危機からの力強い回復が見られた。写真はコロンボの市場で2024年9月に撮影(2025年 ロイター/Thilina Kaluthotage)
Uditha Jayasinghe
[18日 ロイター] - スリランカ統計局によると、昨年の国内総生産(GDP)は5%増と予想を上回り、過去数十年で最悪の金融危機からの力強い回復が見られた。
第4・四半期成長率は5.4%だった。
国際通貨基金(IMF)は、同国の24年成長率を4.5%と予想していた。
23年の実績は2.3%のマイナス成長だった。
24年は農業部門の成長率が8.3%、工業部門は25.5%、サービス部門は57.5%だった。
IMFは今月、同国は危機から「目覚ましい」回復を遂げたと評価した。その一方で、徴税強化などの措置を通じて財政を支援し、2.3%の基礎的財政黒字目標を達成する必要があると指摘。25年と26年のGDP伸び率を3%と予想した。