カナダ総選挙、自由党勝利でも「構わない」とトランプ氏

3月18日、トランプ米大統領はカナダの次期総選挙で自由党が勝利しても構わないとし、保守党よりも自由党の方が取引しやすいとの見方を示した。写真は与党自由党を率いるカーニー首相。18日撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)
Ryan Patrick Jones
[トロント 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、カナダの次期総選挙で自由党が勝利しても構わないとし、保守党よりも自由党の方が取引しやすいとの見方を示した。
トランプ氏はカナダに対して強硬な姿勢を取り、同国からの輸入品に関税を発動したほか、米国の51番目の州にすると繰り返し発言している。
FOXニュースのインタビューで、トランプ氏の姿勢によってカナダ与党・自由党が総選挙で勝利し、米国に敵対的な政権が誕生するのではないかと指摘されたのに対し「構わない」と応じ、「実際のところ、自由党と取引する方が容易だと思う」と述べた。
保守党のポワリエーブル党首については「愚かなことに、私の友人ではない。彼のことは知らないが、否定的なことを言った」と不満を示した。
自由党はわずか数週間前には総選挙で保守党に敗れるのが確実とみられていた。だが最近の世論調査では、自由党が保守党との差を縮めるか、あるいは逆転する結果も示されている。
自由党はポワリエーブル氏がトランプ氏と同様に右派のポピュリストだとしている。