米軍、フーシ派への空爆継続 紅海沿岸の港湾都市など=報道

米軍は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する新たな空爆を実施した。写真は15日に公開された映像のスクリーンショット(2025年 ロイター/U.S. Central Command/Handout via REUTERS)
Mohammed Ghobari
[アデン(イエメン) 17日 ロイター] - 米軍は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する新たな空爆を実施した。フーシ派傘下のアル・マシラTVが報じた。
米軍は15日、トランプ大統領の指示を受けフーシ派に対する空爆を実施。首都サヌアなどで死者が出た。アルマシラTVによると、米軍はこの日は紅海沿岸の港湾都市ホデイダのほか、北部のアルジャウフなどを標的に攻撃を実施した。
こうした中、フーシ派の軍事報道官は17日早朝、紅海で米空母「ハリー・S・トルーマン」に対する2回目の攻撃を実施したと表明した。ただ、証拠は示していない。
フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏は16日、米国がイエメンへの攻撃を続ける限り、紅海で米艦船を標的にすると表明。米政府当局者はロイターに対し、作戦は数週間続く可能性があると明らかにしている。
フーシ派によると、米軍の空爆でこれまでに少なくとも53人が死亡した。