インドネシア財政収支、1─2月は対GDP比0.13%の赤字 税収減で

3月13日、インドネシア財務省が発表した1─2月の財政収支は31兆2000億ルピア(19億ドル)の赤字で、赤字額は対国内総生産(GDP)比0.13%だった。税収が大幅に減少した。写真は首都ジャカルタのビル街。昨年8月撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[ジャカルタ 13日 ロイター] - インドネシア財務省が13日発表した1─2月の財政収支は31兆2000億ルピア(19億ドル)の赤字で、赤字額は対国内総生産(GDP)比0.13%だった。税収が大幅に減少した。
前年同期は26兆ルピア(対GDP比0.11%)の黒字を計上していた。
1─2月の歳入は前年比20.8%減の316兆9000億ルピア、歳出は7%減の348兆1000億ルピアだった。
歳入のうち、関税と物品税を除いた税収は前年同期比30.2%減の187兆8000億ルピアとなった。
1月に税制の順守強化を目的としたシステムのアップグレードが行われたが、障害などの問題に見舞われた。
政府が年初に190億ドルの予算削減を打ち出したほか、増税見送りや学校給食無償化プログラムの拡大などを受け、金融市場では財政データに注目が集まっていた。